天使と悪魔
今、公開中の映画「天使と悪魔」を見ました。これからご覧になる方々も多いと思いますので、ストーリーについて話すのは止しますが、原作を読んでいなかった私はすっかり騙され、最後まで息つく暇もなく面白く楽しみました。映画は時間と謎解きの戦い・・・自分も一緒にヴァチカン〜ローマを走り回った気分になり、見終わった後はもうクッタクタ! 映画は英語なので字幕を読んでいましたが、カラヴィニエーレ(おまわりさん)役の人達のアドリヴのようなイタリア語に耳を傾け(こんな時の台詞は命令形だったり、センテンスの短い言葉ばかり・・・これが聴き取れなかったら、つぎ込んだイタリア語の授業料は本当にどぶに捨てたようなものですよね
)、イタリアが舞台なんだとちょっと嬉しくなったり。また、ローマに行きたくなりました。ヴァチカンはご存じのようにローマ市の中にある独立国。カトリックの総本山、サン・ピエトロ寺院には世界中からキリスト教徒の人々が参拝に訪れます。私はキリスト教徒でも、ましてやカトリックでもないのですが、初めてここを訪れた時には思わず手を合わせて頭を下げてしまいました。それは神に対する畏敬の念というよりも、神を信じ、祈りを捧げている人々の願い、思いに対して何か不思議なエネルギーをこの場所で感じたからです。神様も仏様も信じたいと思いますが、残念ながら何も聞こえないし、何も見えないので確信が持てません・・・でも、何か目に見えない偉大な存在に対して精神的な拠り所にしたいという人々の気持ちはすごく分かるし、尊重します。映画は科学の発達と宗教の問題を描いています。その中で起きてきた様々な摩擦、矛盾、葛藤・・・現実の宗教は(ローマカトリックも含めて)歴史的に大きな過ちを犯してきました、だからといって全てを否定することもできません。間違いを認めた上で、人々の幸せの為に、世界平和の為に精神的な支柱として存在し続けるのでしょう。そうあって欲しい。
(2009年5月21日)
atsuko_sugihara │Comments(0)│Monologue2009

