ＴＳＵ
久しぶりのモノローグ。夏休みを取っていたわけではありませ〜ん。前回モノローグにも書きましたが、姉の小さなお店【イスコ・カフェ】がオープンし、その手伝いに明け暮れておりました・・・・。
『え！？手伝っているって、あっちゃん、お料理できるの？』と訊かれますが、お料理を作るのは姉です。
私はただただ雑用です
それでもモノローグを読んで下さった方々、私の歌を聞いて下さっているお客様もわざわざ世田谷の松陰神社前まで来て下さるので、私も顔を見せて直接サービスをして、お礼を申し上げている次第です。本当に有難うございます
ところでお店の名前の由来についてよく質問されるのですが・・・、
以前、私がイタリアのシェナにホームスティした時に、私が自己紹介をして名前を言うと、そこのシニョーラが私の名前を『難しいわね！』と言って「ASCO」とメモしたのです。
イタリア語には“ツ”、つまり“ＴＳＵ”の発音がなくて（「津波（TSUNAMI）」が外来語としてありますが）、アツコはアスコになっちゃったんです。
多分、シリョーラ自身はアツコと発音しているつもりだったのでしょうが・・・。
後に、イタリア語の翻訳、エッセイをたくさん書かれている須賀敦子さんの文章を読んでいる時にも『ＡＳＣＯと呼ばれていた・・・』との件があり、やっぱりアツコはアスコになるんだと思ったことがあります。
と言う訳で姉の名前は『“イツコ”だから、イタリア的に言うと“イスコ”になるわね。』なんてことでお店の名前が決まったのです。
それにしても姉がイツコ、妹がアツコだなんて・・・ちょっと関西の漫才姉妹みたいですよね
もし私に妹がいたらエツコになっていたりして・・・そうすると、エツコはＥＳＣＯになるのかな。
esco はイタリア語の uscire(出る、出かける)の一人称、単数、現在形。
『私、エツコは出掛けます』なんて言おうとすると『Io, Esco esco』ってね。
（2009年9月8日）
atsuko_sugihara │Comments(0)│Monologue2009
