カンタウトーレ
昨日は最後のお花見で賑わう千鳥ヶ淵を通り、九段南にあるイタリア文化会館で行われた「Musica Vita Italia誌創刊記念イベント」に行ってきました。
「Musica Vita Italia」とはイタリア音楽が好きな人のための専門情報誌です。イタリアのポップス、ロックなどについての雑誌が日本で（日本語で！）発行されることは画期的なことなのです！
その創刊に合わせて編集者の磐佐良雄氏が誌面掲載内容を音と映像で解説してくれて、1部では今年のサンレモ音楽祭の様子を中心に・・・
2部は雑誌の特集になっているルーチョ・バッティスティの音楽映像を鑑賞しました。改めてルーチョ・バッティスティが生み出した数々の歌の素晴らしさを再認識しました。
バッティスティとは、「60年代初期にイタリアの音楽に新しい価値観を確立させたカンタウトーレ（シンガーソングライター）は、フランスの文学性の高いシンガーの影響を受けていたが、バッティスティはビートルズによってイタリアの若者が音楽に熱狂した最初のロック世代で、リズムとメロディを同じ感性で捉え自らの手で音楽を作るイタリアで初めてのミュージシャンだった」（誌面・山岸伸一氏の文章から）
この山岸氏の文章は凄く端的にバッティスティについて説明されていると思います。でも、そんな説明や予備知識なくて彼の音楽を聞くのが一番だとは思いますが・・・。
他には盛りだくさんの記事の中に、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」東京公演に合わせて来日したこのミュージカルの作曲をした“リッカルド・コッチャンテ”のインタビューもあります。
インタビュアーの「どの曲が一番お気に入りですか？」の質問に、コッチャンテは迷うことなく「Quando finisce un amore」だと答えています！
ワァ〜オ！聞き手の私もこの曲が大好き！！！
私は聞くだけじゃなくて自分で唄いたくなって、訳詞をして唄っている歌なのです。（私の訳詞のタイトルは「愛が壊れる時」）
☆イタリア現代音楽に興味のある方は必見の雑誌ですよ！
http://musicavitaitalia.com/web/
☆磐佐良雄氏が主催する「Piccola RADIO-ITALIA」
http://piccola-radio-italia.com/archives/52068509.html
（2013年3月31日）
atsuko_sugihara │Comments(0)│Monologue2013
