2人旅

そもそも姉がイタリアに行きたいと言い出したところから今回の旅行が始まりました。三年半前にお店を始めてからお正月以外での長期休みは初めて。お店をやり始めると中々長いお休みは出来ませんからね・・・。
今ならまだ姉の息子も同居しているし、母も高齢だけれど留守番して貰える。行くなら「今でしょ!」ってことで、15年ぶりの海外旅行の姉に付き合うことのなりました。

姉の旅行目的の一つはお料理!イタリアンテイストのカフェをやっているのですから、その気持ちはよ〜〜〜く分かります。
東京にはイタリアンのお店が氾濫し、日本人の優秀なシェフも沢山います。
美味しいイタリアンを食べるのなら東京の方がいいくらいです。
でも、やはり本場に行かないと味わえない、感じられない何かがあるのです。イタリアの歌を歌っている私には姉のその気持ちはよく理解出来ます。
そこで二人のスケジュールを合わせての初めての姉との2人旅になりました。

美味しいイタリア料理を食べること以外に、イタリアの家庭料理を習うこと。こんな短い旅行でのこと、習うにも制限がありますが、まずはやっみないことには始まりません。日本人の運営するサイトからお料理教室を申し込みました。通訳を付けると授業料の値段が高くなるので、不肖私めが務めることに・・・・。「日本語のレシピもくれるそうだし、お料理だから見てればだいたい分かるわよ」と姉。

初めて訪ねるそのお料理教室はB&Bを経営するお料理自慢のシニョーラ。メールで知らされた住所を便りに目的のお宅へ、5分遅れで到着。姉も私も時間には正確な筈だったのですが、番地表記の順番が良く分からず、少しウロウロした為です。
先ずは遅れたお詫びを言い、自己紹介。私がアツコで、姉がイツコ。イタリア人にも受けました!
挨拶も早々にお料理に。ヌヌ・・・ところが全然レシピらしきものは渡されず、渡す気もないようです。まぁ、いいっか。後で渡してくれるのかと、4種類のチーズとプロシュート、焼きたての(これはもう用意されていた)フォカッチャを試食。どうやらこれが前菜らしい。
私たちは何も作っていないけれど・・・。それから怒涛のように手打ちパスタ、ラビオリ、ニョッキと三種類のパスタを作る。

image(2)image(3)




ニョッキを丸める姉とシニョーラの手元。姉が凄く手早く上手に作るので、シニョーラは目を丸めて「Brava! Bravissima」を連発。「アメリカ人なんか、これでいいの?あ〜できた・・ってこんな感じなのよ」と如何にも不器用そうな手つきを真似していました。写真でも姉の手が速く動かしている感じが出ていますよね。

image(1)粉まみれになりパスタを作り終えたところで、「さぁ、あなたたちはテーブルに着いて!」とシニューラ。
えぇっぇ〜〜! セコンド(メイン料理)は作らないの???
疑問をぶつけると、シニューラは「だって、そんな時間ないでしょ!?それはもう私が準備してあるから、テーブルに着いてゆっくりして」姉が予約したのはアンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェのフルコースのお料理のレッスンだったのです。
でも、ここで今更主張しても仕方がなく、不承不承私達は席に着きました。
まぁ、外国ではそんな行き違いはよくあることなのかも知れません。
でも、半分だけ私達が作ったお料理はおいしかったし、その盛り付け方も中々気が気が利いていたし、ただじゃ帰らないぞ!との意気込みの姉は貪欲にも何かを吸収したようでした。
帰る時に授業料を二人分お支払い、流石にシニョーラは悪いと思ったのか、一人5ユーロずつ返してくれて、B&Bで売っていた自分のお母さんが作ったジャムを2ビンくれました。
英語で良いからお料理のレシピを姉のメールアドレスに送って下さいとお願いして、そこを出たら11時前。

image慌ててドゥーモ近くのフィレンツェでの宿泊場所B&Bへ。
真夜中のドゥオーモ前にもまだまだ人がいっぱい。さすがに世界中の観光客が集まる場所です。
さぁ、明日は友人の住むウンブリア州の田舎に8時5分発の電車で移動。早く寝ないと、電車に乗り遅れちゃう!
(2013年5月13日)


atsuko_sugihara │Comments(4)│Monologue2013 

この記事へのコメント

1. Posted by jaqbrel   2013年05月13日 12:39
慌ただしいスタートですね。
あっちゃんも料理おとくいなんですか?
さてこれからどうなるのかな。
2. Posted by 杉原あつ子   2013年05月13日 12:43
jaqbrelさん

本当に慌しいというか、目いっぱいと言うか・・・。とにかく一日が2回あるような旅でした。
私の料理・・・・、食べる方が好きです
やればやれます
3. Posted by コイ(小碇暉雄)   2013年05月13日 14:18
何となくよくある日本の料理教室(って体験したことはないけど)と違う流れですね。
4種類のチーズ、パスタソースのベース等でよく出てきますね。それにポルチーニ茸を添えたり・・・
(実は学生時代に、レストラン「ニュート−キョー」でバイトして、少し厨房で習ったのですが)
ウンブリア州、つい最近テレビのイタリアの街歩きで出てきました。イタリアで唯一、海や国境と接しない中央の地域なんですね。
4. Posted by 杉原あつ子   2013年05月13日 15:11
小碇さん

私も日本のお料理教室って行ったことないので良く分かりません。
姉いわく、「イタリアからすると私たちは外国人だからちょっとパスタあたりを作らせてあげれば満足するお客様扱いじゃないかなぁ」と言っていました。
イタリア料理と言っても地方によってもかなり違いがあるし、今はどんどん変化していますからね。
ウンブリア州の州都はペルージャ。あと有名なところではアッシジかな・・・友人の住む村は本当に何にも無いところなんですよ。

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