2人旅 Part2

姉との2人旅3日目・・・
昨夜の緊張と疲れも一晩寝れば吹っ飛んでいる(日本ではこんなことは有り得ない・・・現金なものですね)
今日は友人が住むウンブリア州の田舎を訪ねる。
B&Bの朝食を食べていたら列車の時間に間に合わないので、前日に宿側が用意してくれていた袋入りの小さなパンとクッキー、オレンジジュースをボソッとかばんに放り込み、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノッヴェッラ駅に向かう。
朝の駅の混雑を考え、前日にチケット売り場で往復のチケットを買っておいてよかった・・・。
休日の駅は殆んどが観光客。今日は月曜日・・・・打って変わって日常の出勤、登校の為の乗客が列車から続々と降りてくる。その流れに逆らって私たちが乗る列車の時間、行き先、列車番号、ホームを確認。

フィレンツェ駅 (1)※フィレンツェ駅(その1)









まだ、カッフェを一杯飲む時間はある!
人混みを掻き分け姉と自分のカプチーノ2杯分の券をカッサ(レジ)で買い、カウンターに持っていく・・・そこにレシートを差し出し、注文品を受け取る。お客で混み合うバンコ(カウンター)では主張しないと気付いてもらえない。大きな人に囲まれて小さなオレンジ色のコートを着た小さな後ろ姿が私です。

フィレンツェ駅 (2)※フィレンツェ駅(その2)









姉は後ろのちょっと腰掛ける席を確保、軽く腰掛け朝食のカプチーノ。
「あっちゃん、もう5分前よ!」さぁ、もう一度ホーム番号を確認して(イタリアでは列車の発車ホームが突然変更したりするので確認は何度も必要、駅員さんも把握していないことが多いので当てにならない・・・)
8:02発フリウリ行き、Regionale Veloce 3153
フィレンツェ発、ペルージャを通り、フリウリまでのローカル線です。ローカル線なのにVeloceとあるのは途中まで急行と言う事。(この電車に乗り遅れると1時間45分後発の乗換えが必要な、ただのレッジョナーレになってしまいます)

座席はセカンドクラスでも意外と綺麗です。
普通は観光客が乗らないフィレンツェから離れる列車なので座席は混んではいない。けれど皆んな4人掛け席にパラパラに座っていて姉と並んで座れる席がありません。
すると素敵な(本当に綺麗な・・・多分、昔は相当な美人だった・・・ご婦人)シニョーラが、さっと自分の荷物を取って「どうぞ!」と席を空けて下さった。
その親切もさることながら知的で上品な美しさに私たちは、「綺麗な女性ねぇ〜」っと思いっきり日本語で話しました。たぶん80歳近いお年頃かと思われるのに、きちっと革靴を履き、スカートにジャケット、セーターに合わせたブルーのシャドーも口紅のピンクも下品になっていない。
途中、かかって来た携帯電話に応える彼女の話口調もとってもゆったりしていて上品な感じがします。
私たちは失礼にならない程度(?)に彼女を観察し、車窓に目を移しました。

窓はと言えば、拭き掃除さえしてくれていればトスカーナの田舎の風景を写真に納める事が出来たのに、とにかく汚い。だいたいイタリア人には車体を綺麗に掃除しようという発想はないらしい・・・。
列車は案の定、10分遅れでゆっくりとFirenze S. M. Novella 駅を出て行きました。
次の駅、フィレンツェ・カンポ・ディ・マルテで、学生や出勤者を降ろし、其処からは急行!
ArezzoやCamucia-Cortonaの駅に停車しながら、ローカル線は走ります。因みにこの町はアメリカ映画「トスカーナの休日」イタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の舞台になりアメリカや日本でも有名になり観光客がたくさん訪れるようになりました。私も一度だけ訪れたことがありますが、特にコルトーナは本当に素敵〜!時間があれば姉を連れて行ってあげたかった・・・(自称・姉孝行の弁です)

そんな事をぼんやりと思っていると、進行方向右手に大きなトラジメーノ湖が見えてきました。トスカーナ州からウンブリア州に入ったようです。
私たちが降りるのは州都ペルージャ駅の次、10時33分着Perugia Ponte S. Giovanni 駅。
10分遅れでフィレンツェを出た列車は途中で遅れた時間を取り戻すこともないようです・・・。相変わらずのんびりと列車はペルージャを出ました。友人は駅まで迎に来てくれているかな?!荷物棚から友人へのお土産を下ろして降りる準備。
どうやらフィレンツェから一緒だった綺麗なシニョーラも私たちと同じ次の駅で降りるようです。
(2013年5月15日)

写真 (7)※フィレンツェ・サンタ・マリア・ノッヴェッラ駅ホームの姉です。



atsuko_sugihara │Comments(6)│Monologue2013 

この記事へのコメント

1. Posted by jiyuujin   2013年05月16日 01:18
続きは???
2. Posted by 杉原あつ子   2013年05月16日 01:29
Jiyuujinさん、
気になるでしょ?!
まだまだ引っ張りますよ
3. Posted by コイ(小碇暉雄)   2013年05月16日 12:10
日本でも、ローカル電車では駅員さんも乗客も、決められた通りでなく、状況によって融通きかせて柔軟にと、いうようななごやかさがあるんでしょうね。
州による違いって、日本の県のような歴史的な背景の違いがあるのでしょうか?
4. Posted by 杉原あつ子   2013年05月16日 12:27
小碇さん、
和やかと言うのではないですね。
日本は新幹線を筆頭に運転スケジュールが素晴らしく管理されていますよね。でもそれは世界に誇れる技術で、その高い技術のハード面では真似したり輸入できても、それを運営するソフト面が他所の国は出来ていないのです。
実にアバウト!時間の曖昧さはローカル線だけではないですからね。だから一々列車の遅れにイライラしていたら生活できない。
イタリアは州と言うよりもそれぞれの町で意識が違うような気がします。やはり歴史的背景で・・・・。同じトスカーナ州でもフィレンツェとシエナは中世に戦争をしたから、未だにあんまり仲良くないし、自分たちの町こそ一番、と言う意識を持っているようですよ。
5. Posted by jiyuujin   2013年05月16日 12:56
旅は決められた時間通りに進まないのが好きですが、確かに諸外国は時間にルウズですね。
日本は民族が一つだから団結力が強く、考え方も同じ?方向で他国と違います。

美味しいイタリアの新メニューが楽しみです。
6. Posted by 杉原あつ子   2013年05月25日 12:54
jiyuujinさん、

外国からすると日本の電車の時刻が正確なのが奇跡的に見えるでしょうね

姉は新メニューに期待してくださっているのが、結構プレッシャーになっているようです。でも、とっても前向きに頑張っていますよ。

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