何かが・・・変!?

3月に入り、4日、5日、6日と続けてのライヴ無事に終了!
無事にと書いてしまったのですが、実は無事とは言い難いことが・・・・
5日(木)の奇数月、第一木曜日の自由が丘「サロン・ラマンダ」でのことです。
ここでのライヴはソロで唄うこともあり、じっくり聞いてもらおう、歌詞もちゃんと聴いてもらいたいと意識し、自分の中ではとても大切にしているライヴです。この日は自分で言うのも可笑しな話ですが、結構調子が良く、勇んで自由が丘に着きました。
熱田さんのピアノソロの演奏に続いて、マイクを手に取り唄いだしたら、あらら・・・マイクが入っていません!こんなことは初めて、他のお店でもよくあるアクシデントではありません。
マイクを外して唄い続けていると、お客様が気付いてくれてお店側に知らせに行ってくださいました。それでも途中からでもマイクが入ることなく、まず一曲唄い終わり、MCの段階でようやくマイクが入りました。故障かな?とも思ったのですが、その時ふっと”ある人”のことが脳裏をよぎったのです。
マイクも入り、2曲目からはいつものように歌い続けていたのですが、何かが変・・・なのです。集中しようとしても全然駄目。私の気持ちが”わさわさ”しているのです。一曲目にマイクが入っていなかったことなんかもう全然気にしていません。それなのに何故か気持ちが落ち着かないのです。ざわついているのです・・・
挙句の果てに、唄い慣れた歌の歌詞を間違えたり、この日に歌おうとおさらいしていた歌の歌詞が、ピッタッ出てこない、間違いが一曲や二曲ではないのです。もちろん普段も歌詞を間違えたり、出てこないことも時々はあります。けれど何かがいつもと違う、何かが・・・変なのです。
認知症になってしまったのか、ボケたのかと心配してくださる方がいるかもしれませんが、自分で言うのも変ですがそんなことではないのです。今日は調子よく唄いだしたはずだったのに・・・
あまりにもそんな状態が続くので、お客様にお話することでないとも思ったし、歌とは何の関係もないことでしたが、気になっていたことをMCの時に話しました。マイクが入らなかった時に頭に浮かんだ人のことを。
その人は2月2日に61歳で突然のご病気のため亡くなってしまった松浦進一さんです。彼は銀座にあった伝説のシャンソニエ「銀巴里」のマネージャーでした。私は銀巴里に出演していませんでしたし、特に親しいわけでもなかったのですが、自分のコンサートで音響・照明、そしてバックステージのことで大変お世話になったことがあります。そしてこの「ラマンダ」は最近の松浦さんにとっては重要な場所で、銀巴里のようなライブとのコンセプトで企画された”シャンソネット・ライヴ”の制作をされていました。
私もその”シャンソネット・ライヴ”の出演の時には毎回、松浦さんの行き届いた気遣いに助けられ、「シャンソンでもカンツォーネでも杉原さんは自分で書いた詞をどんどん歌ってください!新しい曲をやってください」と声をかけられていました。そんな本当に”裏方”に徹した松浦さんがつい最近亡くなられたこと、歌手やミュージシャン皆がお世話になり感謝していることをこの縁の深いこの場所で、マイクを通して話したくなったのです。お客さまにとっては唐突な話だったと思いますが。
その後のステージからは”わさわさ”は全く消え、穏やかな気持ちになり落ち着きました!それからは集中して唄えたのです。当たり前ですがそれからは歌詞も間違えていません。
亡くなられた人の魂は、49日の間はまだこの世に留まっていると聞いたことがあります。松浦さんは急病で亡くなられたので、ご自分ではまだ死んだことに気付いておらず、この縁のある場所に来ていたのでしょうか?!霊なんか存在しないと言われるかもしれません。私が松浦さんのことを気にしたから、ただ単に気持ちが”わさわさ”しただけなのかも知れません。
告別式の遺影の松浦さんのちょっと照れたような笑顔は、松浦さんのお人柄そのままでした。先に逝った人たちに残った者は無言で教えられます・・・自分の言葉で新しいカンツォーネを唄わなければ!心残りないように精一杯生きないと!
<2015年3月7日>


atsuko_sugihara │Comments(2)Monologue2015 

この記事へのコメント

1. Posted by jiyuujin   2015年03月07日 13:56
霊て本当にあるのかな?
2. Posted by 杉原あつ子   2015年03月07日 15:01
jiyuujinさん

私も霊が見えたわけではないので何ともいえません

ただ単純に私の集中力がなくて間違えただけかもしれません・・・
でも、マイクが入っていなかったり、松浦さんに関係するようなことでアクシデントがあったりすると、松浦さんが様子を見に来て何かメッセージを伝えようとしたのかな?!と思う方が自然に思えました。

亡くなられた方の魂があると思いたいだけかもしれませんが

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