ウナ・カンツォーネは30周年

10月9日、10日と四谷区民ホールで「ウナ・カンツォーネ30周年記念コンサート」が開かれ、私は9日に出演させていただきました。
ウナ・カンツォーネはご存知のように歌手・村上進さんを看板に、直村慶子さんが始められたライヴハウス。今の経営者の高橋良吉さんは店長として初めから参加しています。看板だった村上さんが亡くなり、そして直村慶子さんも病に倒れる中で、お店を支えてきた良吉さんによってウナ・カンツォーネは受け継がれました。私が村上進の門下生になったのも30年前。初めてのレッスンは、出来たてホヤホヤのウナ・カンツォーネのお店ででした。その後、すぐに村上さんの前歌としてウナ・カンツォーネに出演することになったのですから、私の歌の歴史はウナ・カンツォーネと一緒に歩んできたようなものです。出演させていただいているライブハウス、シャンソニエはどこも持ち味があり素敵なお店ばかりですが、私にとってはやはりウナ・カンには特別な思いがあります。
良吉さんは直村さんが亡くなった後、お店を現在の場所に移され大きくしました。いつも良吉さんが言っていること・・・「ウナ・カンは音楽しか”売り”がない、だから音楽をちゃんとしたい」と。こんな時代にライブのお店を経営するのは本当に苦労の多いことだと思いますが、歌手が唄い易いように音響設備などにも手を加えていつも気を遣ってくれています。新しい企画を考えたり、若い歌手たちのユニットを作ったり。次の世代の歌手たちもウナ・カンから育っています。私は出演者としてただ見てきただけの人間ですが、先に天国に逝った村上進さんや直村慶子さんが喜んでいるだろうと思うと嬉しくて胸がいっぱいになります。
今までの開店記念はいつもお店でしたが、ウナ・カンは30年にして初めてホールでコンサートをしました。満を持してのコンサートだったと思います。私が言うのはおこがましいのですが、ミュージシャンの方々、音響、照明、フロント、バックヤードのスタッフの皆さん、そして歌手の皆さん全員のチームワークのとれた立派なコンサートだったと思います。私たち歌い手は歌う場所がないとお仕事にはなりません。ましてそこが音楽的に良い空間なら申し分ありません。これからもきっと素敵な音楽を届けるお店でいてくれると信じています。ウナ・カンツォーネ30周年、本当におめでとうございます

20161009_n20161009_o

<2016年10月12日>


atsuko_sugihara │Comments(0)│Monologue2016 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔    星