贅沢な時間

歌の仕事と他仕事、、、。お休みが全く取れない。お休みができても溜まりに溜まった雑用をこなす事で1日があっという間に過ぎていきます。
今日も朝からずっとパソコンを見ていると目が痛くなり、ずっと書き物をしていると手が痛くなってしまいました。オリジナルの歌じゃないけど、本当に「Fuu」と深呼吸。お昼も食べないで気づくと午後の4時前。慌てて郵便局に行き、、、部屋に戻って雑用の残りをするか、、、 いやいや、ちょっと休もう・・・そうだ「ミュシャ展」に行こうと通りから都バスにヒョイと乗り、青山墓地下で下りて、少し歩いたら新国立美術館へ着く。
思い立ってすぐに新国立美術館に来られるのは、やっぱり便利が良い。
前から気になっていた「ミュシャ展」。 ミュシャと言えばアールヌーボーのアーティストとしての認識しかなかったけれど、NHKの日曜美術館で紹介されたように今回はチェコから「スラブ叙事詩」なる大作が初めて日本に来ているとのこと。だいたい日曜美術館で紹介されると混むから嫌だなぁと思って敬遠してしまうのですが、今回は混んでいようがやっぱり見たい。おまけに今日が最終日。今からなら6時までの閉館にギリギリ間に合う。とこれも神様の思し召し(大層ですなぁ)チケット売り場に並び、漸くチケットを手に入れたら今度は1時間待ちだとのインフォメーション。
ぎゃ〜、閉館間際だから空いていると思った私が甘かった。皆んなお行儀よく列に並んで、ゆっくりゆっくり前に進みます。1時間の間のお供には、覚えかけの歌をiPadにイヤホンを差し込んで聞き続けます。何回聴いたでしょう、、、。これだけ聴いたんだから誰だって覚えるよねと思うでしょ ところが、覚えるというのはただ聞き流すだけではダメなので、覚える気にならないとダメなのですね〜。少なくとも私は。それに列に並んで声を出すわけにもいかないしね。
そうこうしているとやっと入場の番が来ました。そして、、、。
まず入った大きな部屋にはスラブ叙事詩の大作が
もう言葉は要りません。圧巻です。これだけの大きな作品群。もっと離れて全体を鑑賞したい。でもとにかく人人人、、、後ろに下がったが最後、人の頭しか見えません。それでも大きな作品なので、下がった方が迫力が伝わります。作品の下の方と細部を見るために人を掻き分け作品の前に。この繰り返しで鑑賞。誰もいない空間、いいえ、少しは人が居たって良いです、人の頭越ではなく、自分と作品の間に何も介在しない処で見たいなぁ〜。きっと此処にいる人が皆んなそう思ったことでしょう。仕方ないね。見られただけでも有難いと思わないとね。このスラブ叙事詩はスラブ民族の歴史を描いているけれど、現代にも全ての民族にも通じる戦争、侵略の虚しさ愚かさ儚さを語りかけています。
展示の最後はお馴染みのミュシャのアールヌーボー時代のリトグラフやサラベルナール主演舞台の為のポスター。美術史の中でも特にアールヌーボーって好きな時代だけど、それにしてもアールヌーボーってなんてデザイン的に優れているのでしょう。お洒落で、優雅で。この時代に生まれたデザインのモチーフは永遠に残るでしょうね。
閉館時間になってもまだ見終えることができない観客。私も名残惜しかったけれど、係の人に促されるように出口へ。
さぁ、帰りはミュシャの作品に浸りながらお散歩がてら帰ろうかと、外に出ると、、、。雷に豪雨ヒェ〜〜〜〜一歩も外に踏み出せません。
こうなったら腰を据えて、天井の高い広々とした美術館の椅子に座って雨が上がるの待ちましょう贅沢な時間です。
お陰様で、久しぶりにこのモノローグも書けました。 

20170605
写真はすっかり暗くなったミュシャ展の案内、、、。
<2017年6月5日>


atsuko_sugihara │Comments(0)│Monologue2017 

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